建物の「見えにくい部分」を補修する大切さ
皆さま、こんにちは!
この度も「リノブルスタッフブログ」にお越しいただき、ありがとうございます。
レアテック株式会社の奥田りさです。
11月も下旬、街の空気もだんだんと冬らしくなってきましたね。
日々の寒さとともに、建物のメンテナンスにも気を配りたくなる季節です。
突然ですが、皆さんは「目に見えるもの」と「目に見えにくいもの」、
どちらにより注意を払いやすいでしょうか?
建物のメンテナンスを行うとき、
多くの方が直感的に「目に見える場所」から優先的に補修をしていきます。
これは自然な心理であり、
例えば室内の壁紙の汚れや、手すりのグラつきなど、
日常生活で目に触れる部分には即座に不快感を覚えるため、優先して補修を考えます。
その一方で、普段はあまり目に触れない場所、
例えば外壁や屋上の防水層は、補修の優先順位がどうしても低くなりがちです。
この現象は心理学で「可視性バイアス」と呼ばれます。
人は目に見える情報に対してより強く価値を感じ、
目に見えない情報は軽く見てしまう傾向があるのです。
外壁のひび割れや屋上防水の劣化は、日常生活ではほとんど目に入らないため、
オーナー様や管理者様が「まだ大丈夫」と判断してしまうケースが少なくありません。
しかし、これが後々、大きな漏水や構造劣化につながることもあるのです。
例えば、屋上の防水層は日差しや雨、雪などに常にさらされており、
劣化が進むと建物内部への雨水の浸入を許してしまいます。

屋上防水層の劣化例
※防水シートは経年劣化により硬化が進行し、本来の柔軟性や伸縮性が失われています。
その結果、シートの接合部や入隅に生じたわずかな隙間から、雨水が浸入し、
防水性能が低下している状態です。
放置すれば室内の天井や壁の腐食、カビの発生、さらには構造材の劣化へと
発展することがあります。
また、外壁のひび割れも、最初は小さな線状でも、
雨水が浸入することで内部鉄筋の腐食や外壁仕上げ材の剥離を引き起こすことがあります。

外壁塗装面の劣化例
※外壁塗装面は経年劣化によるひび割れが発生しています。
そこから雨水が浸入して内部の鉄筋が腐食し、錆汁が外壁表面にまで滲出しています。

外壁タイル面の劣化例
※外壁タイル面は経年劣化によるひび割れが発生しています。
重要なのは、「目に見えにくい部分=手を抜いていい部分」では決してないということです。
補修が後回しにされる場所こそ、定期的な点検や早期補修が必要です。
建物は築年数が経過するほど、見えにくい部分の劣化が顕著になりやすく、
早めの対策が結果的に修繕費用の節約にもつながります。
「見えにくいから後回しにする」のではなく、
「見えにくいからこそ、早めに手を入れる」という意識が、建物の寿命を延ばす秘訣です。
見えづらい箇所の点検や補修は専門的な判断が必要です。
気になることがございましたら、ぜひ弊社にお任せください!
それでは、この度も最後まで「リノブルスタッフブログ」をお読みいただき
ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします!
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