冬に備えて屋上・バルコニーの防水層チェック！
皆さま、こんにちは！
この度も「リノブルスタッフブログ」にお越しいただき、ありがとうございます。
レアテック株式会社の奥田りさです。
11月に入り、朝晩はぐっと冷え込み、冬の足音が感じられる季節になりましたね。
石川県・富山県・福井県など北陸地方では、これから雨や雪が増え、
建物にとって厳しい時期が始まります。
今回は、そんな冬を迎える前に確認しておきたい
「屋上」や「バルコニー」の防水層について、劣化のサインをご紹介いたします。
そもそも防水層とは、
建物を雨や湿気から守るとても大切な部分です。
普段は目にすることが少ない場所ですが、建物を長く安心して使うためには欠かせません。
具体的には次のような役割があります。
【防水層の役割】
雨水の浸入を防ぐ
屋上やバルコニーなどから建物内部に雨水が入るのを防ぎます。
下地の保護
コンクリートや木材といった下地を、雨水による腐食や劣化から守ります。
建物の耐久性を維持
防水層を適切に維持することで、雨漏りや劣化を防ぎ、建物を長く良い状態で保つことができます。
このように、防水層は建物を守り、快適な状態を保つために欠かせない重要な部分です。
一方で、劣化を放置すると雨漏りや内部への浸水、下地の損傷など、
建物に大きな影響を及ぼす恐れがあります。
そこで、防水層の劣化を早期に発見できるよう
チェックしておきたいポイントをご紹介いたします。
【防水層の劣化サインをチェック！】
ひび割れや膨れ
表面に細かなひび割れや膨らみがある場合、
内部に雨水が浸入している可能性があります。
特に紫外線や経年劣化によって防水膜が薄くなると、わずかなひび割れでも
雨水が浸入しやすくなります。
また、膨れや剥がれは、防水層の下地との密着が弱くなっているサインであり、
放置すると、防水性能がどんどん低下していきます。
色あせ
防水層の色あせは、紫外線によって表面の保護機能が弱まり、
防水性能が低下しているサインです。
一見すると美観の問題だけのように思えますが、実際には防水層を守る
膜が薄くなっている状態です。
下記の写真は、塩ビシート防水工事の施工前と施工完了の様子です。
比較してみると、施工前のシートは、紫外線や風雨の影響により、
表面が色あせているのがはっきりとわかります。
施工後の防水シートは、均一に適度な弾性を持ち、
柔軟性や防水性能が向上しています。
土砂堆積・水溜り
防水層のドレン周辺に土砂や落ち葉が堆積したり、勾配が不十分な場合、
雨水が適切に排水されず、長時間滞留して水溜りが発生することがあります。
このような状態が続くと、防水層が常に雨水にさらされ、
劣化が早まる原因になるため、定期的な清掃や排水確認を行い、
防水層の寿命を延ばすことが重要です。
以上が、防水層の劣化サインのご紹介になります。
小さなひび割れや色あせ、水溜りの発生も、早期に発見・補修することで、
重大なトラブルを未然に防ぐことができます。
また、防水層を良好な状態に保つことは、建物の寿命を延ばすだけでなく、
将来的な修繕費用の軽減にも役立ちます。
定期的な点検やメンテナンスは、建物の耐久性や防水性能を長期的に維持したり、
資産価値の向上につながるため、少しでも気になる症状があれば、
早めの点検・ご相談をお勧め致します。
ぜひこの機会に、お住まいのチェックをしてみてくださいね！
それでは、この度も最後まで「リノブルスタッフブログ」をお読みいただき
ありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします!
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