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『RENOBLE/リノブル』施工事例集 築23年・鉄筋コンクリート造・3階建てマンション改修工事編Part.4

皆さま、こんにちは!

この度も「リノブルスタッフブログ」にお越しいただき、ありがとうございます!

レアテック株式会社の奥田りさです。

 

5月も下旬となり、木々の葉が鮮やかな緑色になる今日この頃、

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

※2023年5月24日撮影 (リノブルショールーム横)

 

雲一つない五月の青空を見ていると、心がワクワクしてきます!

過ごしやすい季節ではありますが、体調を崩さないようお気をつけくださいね。

 

 

さて、今回も前回からに引き続き、

施工事例集「築23年・鉄筋コンクリート造・3階建てマンション改修工事編」の

シリーズ4回目になります。

本日は「外壁タイル面の浮き部補修工事」についてご紹介します。

 

突然ですが!

皆さまはなぜ外壁のタイルが浮いてしまうのか?その原因をご存じでしょうか?

「地震」や「施工不良」など、タイルが浮く原因は様々あるのですが、

実は他にも大きな原因があるのです!

 

建物は、毎日気温の変化や風雨などの環境に晒され続けますよね。

そんな中で、外壁の目地シールが劣化すると、

その劣化部から建物内部に雨水が浸み込み、

冬になると浸み込んだ水分が凍結して水分は膨張します。

また、それが夏になると暑さで凍った水は溶けて収縮します。

そういった温度の変化や乾燥・湿潤・凍結の繰り返しによって、

躯体のコンクリートとモルタルにそれぞれ伸び縮みが起こります。

その動きは、躯体とモルタルとの間で異なるため、少しずつ歪みが生じていきます。

そして、その歪みが躯体とモルタル、モルタルとタイルによる接着力を上回ったときに、

タイルの浮きが発生するのです。

 

もし、そのタイルが落下して、通行人の方にケガをさせたら大変ですよね。

そうならないためにも、タイルの浮きはしっかり補修しなければなりません。

 

今回ご紹介させて頂く、物件の施工前の外壁タイル面は、

タイルの下地モルタル材と建物の骨組み(躯体)との間に浮きが発生していました。

浮いてしまっているタイルは、建物の立地条件にもよりますが、

例えば、大きな道路に面している建物ですと大型車両が通過する振動により、

剥がれ落ちてくる可能性が高くなり、とても危険な状態なのです。

先ほども言いましたが、タイルの剥落による人的被害が発生しないようにしっかりと補修しましょう。

 

【施工前状況】

※写真の緑のテープが貼ってあるタイルは、すべて外壁から浮いていることを表しています。

 

 

では、「どのように施工を行ったのか?」 順に、施工方法を見ていきましょう。

 

1,【壁面の穿孔(せんこう)】

今回は「アンカーピンニング工法」で外壁タイル面の浮きを補修していきます。

この工法は、浮きが発生している箇所にエポキシ樹脂などの接着剤を満遍なく充填して、

補強用のステンレスピンを埋め込み、浮き部の全体をアンカーピンと接着剤で固定させる工法です。

まずは、アンカーピンを挿入するために、ドリルを用いて壁面に対し直角に穴を開けます。

この穴を開ける作業を「穿孔(せんこう)」と言います。

 

2,【エポキシ樹脂注入・アンカーピン挿入】

そして、穴を開けた部分に、規定の量までエポキシ樹脂を注入していきます。

その後、適切な長さのアンカーピンを気泡の巻き込みに注意しながら挿入します。

※エポキシ樹脂を注入しています。

 

※開けた穴にアンカーピンを挿入します。

 

3,【モルタル塗込み・仕上げ】

挿入したアンカーピンの上から、目地モルタルを入念に塗り込んでいきます。

余分な目地モルタルは、水を含ませたスポンジで綺麗に拭き取ります!

※アンカーピンを挿入した上からモルタルを塗込み、、、

 

※余分なモルタルを拭き取ります。

 

4,【施工完了】

これにて、施工完了です!

外壁タイル面の浮いていた部分を綺麗に補修することが出来ました。

 

挿入したアンカーピンは目立つことなく、仕上がりました!!

これで安心して過ごすことができますね。

 

以上、「外壁タイル面の浮き部補修」についてお話ししました。

今回、ご紹介した外壁タイルに限らず、どんな箇所の劣化も早期発見が大切になります!

 

ですが、外壁タイルの場合「ひび割れ」に比べて「浮き」は、自分で判断するのがとても難しく、

建物診断のプロフェッショナルが調査しなければタイル浮きを見つけることはできません。

 

もしも、ご所有の物件で外壁タイルの現状が気になる方は、弊社RENOBLE/リノブルにお任せください!

弊社RENOBLE/リノブルでは、経験豊富な外装劣化診断士が打診棒などを使って無料で外壁診断調査を行っていますので、

タイルの落下によるトラブルに巻き込まれる前に、ぜひ、ご相談くださいませ。

 

次回は、「外壁タイル面のひび割れ補修工事」についてです。お楽しみに!!

 

それでは、この度も最後まで「リノブルスタッフブログ」をお読みいただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いいたします!

 

 

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